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Japan Drone 2025にてJUIDAとTEDIBOAがMOU締結 ― ドローンの平和利用と日台産業連携の深化 ―

JUIDA INFO

2025年6月4日、幕張メッセで開催された「第10回 Japan Drone / 第4回 次世代エアモビリティEXPO」の初日、一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)と、台湾の卓越無人機海外商機聯盟(TEDIBOA)は、ドローンの平和利用と国際的な産業協力の推進を目的とするMOU(包括連携協定)を締結しました。

締結式は、台湾経済部(MOEA)傘下の工業技術研究院(ITRI)や漢翔航空工業(AIDC)など、台湾を代表する官民の関係者が参加する中、Japan Drone会場内にて開催されました。引き続き行われた懇親会では、日台の関係者が今後の協力可能性について活発な意見交換を交わし、ドローン分野における産業連携の深化を図る姿勢が確認されました。

今回のMOU締結は、両団体が共有する「ドローンの平和利用」という理念に基づき、国際展示会や教育・研究分野での交流強化を軸に、相互の強みを活かした補完関係の構築を目的としています。単なる技術交流にとどまらず、制度や人材育成を含めた広範な分野での連携が期待されています。

また、Japan Drone 2025では、台湾政府主導のもとで形成された16小間の台湾パビリオンに18社が出展し、その国際的なプレゼンスを大きく示しました。これにより、台湾と日本の産業界が協力し合い、グローバル市場における競争力をともに高めていく機運が一層高まっています。

このMOUは、アジアにおける国際産業協力の好例であり、今後のドローン産業の持続可能な発展に資する重要なステップと位置付けられます。

JUIDAは引き続き、ドローンの社会実装と平和利用を推進し、国際的なパートナーシップを通じて日本と世界の産業基盤強化に貢献してまいります。

■TEDIBOAについて
TEDIBOA(Taiwan Excellence Drone Industry Business Opportunities Alliance)
TEDIBOAは台湾のドローン関連企業や研究機関、団体が連携し、無人機産業の国際展開や技術交流を推進するアライアンス団体です。教育・標準化・サプライチェーン強化などを通じて、台湾ドローン産業の国際競争力向上に寄与することを目的としています。公共・民間の両分野での応用にも力を入れています。
公式WEBサイト:https://www.tediboa.com.tw/

■本件に関するお問合せ
JUIDA国際チーム:ohzora@uas-japan.org