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ベトナム「Vietnam Low Altitude Economy Partnership(LAEP)」とMOUを締結 ~日越ドローン産業の絆を深め、豊かな未来を共に創る~

JUIDA INFO

師走も半ばを迎えた2025年12月15日、一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は、ベトナムの新たなドローン産業団体である「Vietnam Low Altitude Economy Partnership(略称:LAEP)」との間で、ドローン(無人航空機)および次世代移動体産業の発展に向けた覚書(MOU)を締結いたしました。


 
前日は冷たい雨が降りしきり、冬の寒さが身に染みる一日でしたが、一夜明けた締結式当日は、まるで両団体の新たな門出を祝福するかのように、雲ひとつない澄み渡った青空が広がりました。窓から暖かな陽気が差し込むFPTジャパンホールディングス(東京)のオフィスは、まさに絶好の「提携式日和」となり、和やかさと熱気が交錯する素晴らしい雰囲気に包まれました。


 
本提携のきっかけは、本年10月、LAEPの事務局を務めるベトナム最大手IT企業・FPTグループの幹部らがJUIDAを訪問したことに遡ります。その際の意見交換を通じて、FPT本部およびLAEP創設メンバーの間でJUIDAとの連携機運が一気に高まり、わずか2ヶ月というスピード感でこの良き日を迎えることとなりました。

式典では、JUIDA代表理事の鈴木真二と、LAEP会長を務めるFPTグループCEOのグエン・ヴァン・コア(Nguyen Van Khoa)氏が協定書に署名を行い、固い握手を交わしました。

本MOUは、日越両国におけるドローン産業の健全なエコシステム構築に向け、双方が相互に協力することを目的としています。具体的には、大枠として以下の分野で協力していくことを確認しています。

  1. 情報・意見交換: ベトナムにおける低空経済の発展に資するよう、ドローン関連の市場動向や法規制、安全運航に関する知見などを共有します。
  2. 会員企業同士の交流支援: 両団体の会員企業様同士が、国境を越えて広く交流できるような機会の創出を支援します。
  3. 教育・人材育成分野における協力: 日本が培ってきた技術的知見も活かしつつ、ドローンに関する正しい知識と教育の普及、および次世代の産業を担う人材育成の分野において協力を行います。

締結式後の対話では、低空経済の確立によって国の発展を加速させたいというベトナム側の熱量と、その想いに応え経験を共有したいというJUIDAの姿勢が重なり合いました。今回のMOU締結は、まさに日越のドローン産業が手を取り合い、新しい価値を創造していくための重要な「道しるべ」となるものです。


 
今後は、このMOUを礎として、日越のドローン業界がより活発なアクションを起こしていくことが望まれます。JUIDAとしても、会員の皆様がベトナムという新たなフィールドで活躍できるよう、この新しい絆を大切に育て、力強くバックアップしていく所存です。雨上がりの空のように晴れやかな展望を持って、両国の産業発展に寄与してまいります。

 
■本件に関するお問合せ
JUIDA国際チーム:ohzora@uas-japan.org