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Japan Drone 2025/次世代エアモビリティEXPO 2025 開催レポート

2025年6月4日(水)から6日(金)までの3日間、幕張メッセにて開催されました「Japan Drone 2025(第10回)」および「次世代エアモビリティEXPO2025(第4回)」は、盛況のうちに閉幕いたしました。
10周年を迎えた本年は、出展・来場・内容ともに過去最大規模での実施となり、国際コンファレンス・プログラムについても過去最多数の聴講者の方にお越しいただき、ドローン・エアモビリティの社会実装に向けた国内外の関心の高さを改めて印象づけました。

開催期間中は多くの方にご来場いただき、誠にありがとうございました。

 

会期全体の最終報告

◆展示会・コンファレンス参加者:3日間合計 23,049名(前年:21,273名)

  • 6月4日(水):7,491名
  • 6月5日(木):7,669名
  • 6月6日(金):7,889名

◆出展社数:285社・団体(前年:261)

  • 今年内訳: 国内:221社・団体/海外:64(9か国・地域)
  • 去年内訳: 国内:218社・団体/海外:43(10か国・地域)

◆後援
総務省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、内閣府地方創生推進事務局、デジタル庁、復興庁、千葉県、千葉市、北海道、モンゴル国、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立研究開発法人産業技術総合研究所 (AIST) 、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、一般社団法人新経済連盟(JANE)、一般社団法人強化プラスチック協会(JRPS)、一般社団法人情報サービス産業協会(JISA)、一般社団法人日本自動車部品工業会

◆協賛
一般社団法人日本産業用無人航空機工業会(JUAV)、日本ラジコン模型工業会(JRM)、一般社団法人ドローン撮影クリエイターズ協会(DPCA)、一般財団法人総合研究奨励会 日本無人機運行管理コンソーシアム(JUTM)、学校法人日本航空学園、一般社団法人日本建築ドローン協会(JADA)、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)、一般社団法人全国自動車学校ドローンコンソーシアム、一般財団法人日本アマチュア無線振興協会(JARD)、一般社団法人ドローンサービス推進協議会(DSPA)、一般社団法人日本航空宇宙工業会(SJAC)、一般社団法人日本水中ドローン協会、一般社団法人航空イノベーション推進協議会(AIDA)、一般財団法人航空保安無線システム協会(JRANSA)、一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA)

 

開会式 – 官民が集結して開幕!

6月4日(水)午前に行われた開会式には、多くの来賓が登壇し、祝辞と期待の言葉を寄せられました。式典の最後にはテープカットが行われ、展示会の幕が上がりました。

ご来賓(登壇順・敬称略)

  • 田中 和德(衆議院議員/無人航空機普及・利用促進議員連盟 会長)
  • 中村 裕治(総務省 電波政策課長)
  • 滝澤 慶典(経済産業省 次世代空モビリティ政策室 室長)
  • 北澤 歩(国土交通省 航空局 安全部長)
  • 東野 昭浩(農林水産省 技術会議事務局 研究総務官)
  • 清水 健次(千葉市 企業立地課長)
  • 林 成和(NEDO 理事)
  • 武内 紀子(株式会社コングレ 代表取締役社長)
  • 鈴木 真二(JUIDA 理事長)

○6月4日(水)初日、開会式ではご来賓の衆議院議員 無人航空機普及・利用促進議員連盟会長の田中和徳様をはじめ、関係省庁の皆様よりご挨拶を賜りました。

○開会式のセレモニーでのテープカット。
ご来賓としてご挨拶を賜りました皆様と、千葉市 経済農政局経済部 企業立地課長 清水 健次 様、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)理事 林 成和 様にご臨席を賜りました。

○開会式にご臨席の皆様に会場内をご視察いただきました。

○会期中にお越しいただいた来賓の皆様による、ご視察の様子。

衆議院議員 山際 大志郎 様

衆議院議員 國場 幸之助 様

文部科学副大臣 野中 厚 様

文部科学大臣 阿部 俊子 様

○JUIDAブースの様子。会期中多くのJUIDA会員の皆様や、ドローンにご興味をお持ちの多くの方にお立寄りいただきました。

○JUIDA鈴木理事長の「Welcome Speech」を皮切りに、Japan Drone 2025/次世代エアモビリティEXPO 2025国際コンファレンス・プログラムの講演が開始いたしました。

○国際コンファレンス・プログラムの各講演中の様子。

 

JUIDAからの発表

◆JUIDA × 東急コミュニティー × ハミングバード による連携

6月4日(水)には、会場内オープンステージにて、JUIDA、東急コミュニティー、ハミングバードの3社による合同記者会見が開催されました。この記者会見では、「ドローン点検スペシャリスト」資格の新設が発表されました。本資格は、高層建物や大型建物の外壁目視点検の困難さ、点検費用・工数の削減、そして赤外線画像などのデータに基づく客観的な点検結果提供といった現場のニーズに応えることを目的としています。ドローンの需要が高まる中、マンション点検の即戦力育成を目指すものとして、大きな注目を集めました。記者会見後には、JUIDAブースにて質疑応答が行われました。

 

 

◆JUIDAに合流 セキュアドローン委員会からの活動報告

一般社団法人セキュアドローン協議会は、一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)と合流し、セキュアドローン委員会として新たに始動いたします今回、春原委員長より活動についての報告発表が行われました。

 

併催イベントレポート

◆JUIDAテクニカルジャーナル企画 – 研究発信と新資格制度の展開

ポスターセッション2025では、多数の研究発表が行われ、「JUIDA理事長賞」「ベストポスター賞」が選定されました。ポスターセッション会場では、発表者の皆様同士、会場の出展者様や御来場者様との間で、活発なコミュニケーションが展開されておりました。

<JUIDA理事長賞>
・公立諏訪東京理科大学 工学部 機械電気工学科  雷 忠 様
「eVTOL航空機の開発コストと運航コスト」

<ベストポスター賞>
・FAP Factory/金沢工業大学工学部 情報工学科  浅岡 正教 様 河並 崇 様
「小学生向けドローンプログラミング教材の開発」

・法政大学大学院 アーバンエアモビリティ研究所 犬養 有裕 様  御法川 学 様
「FTA/FMEAを用いたeVTOLのシステムリスク評価に関する研究」

・国士舘大学 理工学部 理工学科 機械工学系   木場田 慶矩 様 富樫 盛典 様
「有線給電給水ドローンによるソーラーパネル洗浄」

・千葉科学大学 危機管理学部
飯田 涼太 様  海老根 雅人 様 五十嵐 仁 様 村上 龍 様
日下部 雅 様  黒木 尚長 様  小濱 剛 様
「ドローン事故分析モデルの提案 ~SHELモデルを骨格としたS-SHOELRモデルの開発~」

 

◆Japan Drone & AAM Awards 2025 – 技術と発想の競演

会期中には恒例の「Japan Drone & AAM Awards 2025」が開催され、以下の最優秀賞・特別賞が選出されました。

  • ハードウェア部門:エバーブルーテクノロジーズ 様(除雪ドローン®)
  • ソフトウェア・アプリ部門:ROBOZ 様(インドアドローンショー)
  • AAM部門:AeroVXR 様(認証コンサル/JTPS事業)
  • 海外部門:上海中研宏科 様(車両とドローンの協調システム)
  • オーディエンスアワード:ROBOZ 様(同上)
  • 10周年記念特別賞:Liberaware 様(IBIS2)
  • 審査員特別賞:DIC 様(HAGAMOSphere)

 

◆Drone Movie Contest 2025 – 表現力で魅せる空撮映像

全国から寄せられたドローン空撮映像による作品コンテストには、一般・ショート・縦動画など多彩な作品が集まりました。

  • 一般映像部門 グランプリ:「厳冬の果て、流氷のまち羅臼」(宮川 和之 様)
  • 縦ショート動画部門 グランプリ:「【ホームビデオ】妖精のもりへ」(矢尾板 亨 様)
  • 審査員特別賞(SEKIDO賞):「四季が彩る安達太良山~福島」(武藤 貴之 様)
  • 審査員特別賞(ごっこ倶楽部賞):「イトーキ本社オフィスを飛行」(株式会社イトーキ 様)

 

~最後に~

本年11月には、3回目の地方開催として「Japan Drone/次世代エアモビリティEXPO 2025 in 関西」を2025年11月26日(水)から2日間開催いたします。
eVTOL社会実証実験の拠点となる大阪・関西万博の機運とともに、2025年開催においても新たな取り組みを検討推進し、産業や経済の活性へ貢献してまいります。
さらに、来年の「第11回 Japan Drone 2026 / 第5回 次世代エアモビリティEXPO 2026」は、2026年6月3日(水)より3日間、幕張メッセでの開催が決定しました。

国内・外の企業・団体の皆様の御出展のお申込み並びに、ドローンビジネスに携わる皆様、ドローンパイロットの皆様、そしてドローンにご興味をお持ちの皆様のお越しを心よりお待ちしております。