チェコ台湾商工会議所とのMOU締結式レポート
台湾で広がる国際交流の舞台
2025年9月20日、台北で開催された台湾展示会TADTE 2025の最終日、JUIDAはチェコ台湾商工会議所(Czech-Taiwanese Business Chamber、略称CTBC)とMOU(覚書)を締結しました。会場は同商工会議所の出展ブースで、チェコから参加した航空宇宙・ドローン関連企業と日本代表団が一同に集い、国際色豊かな雰囲気の中で式典が行われました。
今回のMOUは、JUIDAにとって44件目となる国際連携協定です。JUIDAとしてはヨーロッパ市場への展開も意識した協力関係の基盤づくりとして、象徴的な意味を持つ締結となりました。
チェコ企業との実務的交流
署名式に続いて開催された交流会では、チェコの航空宇宙・ドローン関連企業と日本代表団が直接意見交換を行いました。最前線で活躍する産業関係者同士が顔を合わせることで、単なる形式的な提携に留まらず、実務的な協力の可能性を探る活発な議論が展開されました。欧州の技術力と日本の産業基盤を結びつけるこの取り組みは、両国にとって新たな機会の扉を開くものとなります。
なお、今回の台湾滞在中には、JUIDAのMOUパートナーでもある世界最大のドローン団体AUVSIのCEOとも短いながら意見を交わし、改めて友好を確かめ合う場面もありました。こうした偶然の出会いもまた、台湾という国際展示会の場が生み出す交流の広がりを象徴しています。
台湾という「国際交流の交差点」
今回のMOU締結と一連の交流は、台湾という場が持つ特別な意義を改めて示しました。アジアと欧州、そして世界をつなぐ国際展示会の舞台で、JUIDAはドローン産業の未来を見据えた多国間協力の新たなステージに踏み出しました。
台湾での出会いと協定の積み重ねは、単なる協力関係に留まらず、国際社会における信頼と友好を深める象徴的な出来事です。今後、JUIDAはこの国際的ネットワークを基盤に、制度整備や研究開発の推進、市場の拡大をさらに進め、ドローン産業を通じた世界的な交流と発展に寄与してまいります。
■本件に関するお問合せ
JUIDA国際チーム:ohzora@uas-japan.org