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2025年11月、東京にてISO/TC 20/SC 16ーSC 17の合同総会を主催しました。

JUIDA INFO

本総会は、無人航空機および空港インフラの国際標準化を議論する重要な国際会議です。
日本はホスト国として会議運営を担い、対面とオンラインのハイブリッド形式で実施されました。
5日間の会期中、会場には延べ約560名(約120名/日)が来場し、オンライン参加を含め、10か国以上から、専門家、規制当局、産業関係者が参加しました。
会期中には、参加者同氏の交流を深めるためのレセプション、および産総研施設見学(AISTツアー)を実施し、国際的なネットワーク形成と、日本の研究・産業基盤を発信する貴重な機会となりました。

開催概要

  • 会 議:ISO/TC 20/SC 16(Uncrewed aircraft system)第20回総会 および ISO/TC 20/SC17 (Airport infrastructure)第1回総会
  • 会 期:2025年11月17日(月)~21日(金)
  • 会 場:国立研究開発法人産業技術総合研究所 臨海副都心センター
  • 形 式:対面・オンライン併用(ハイブリッド)
  • 主 催:一般社団法人日本UAS産業振興協議会(SC16) / ブルーイノベーション株式会社(SC17)
  • 共 催:一般社団法人日本航空宇宙工業会 / 一般社団法人日本産業用無人航空機工業会 / 一般財団法人総合研究奨励会日本無人機運行管理コンソーシアム
  • 協 賛:公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構福島ロボットテストフィールド / 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 電子航法研究所 / 国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 / 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 / 一般社団法人日本ドローンコンソーシアム
  • 参加者:現地参加 約120名(延べ約560名)、オンライン参加
    日本、アメリカ、イタリア、イギリス、カナダ、中国、韓国、インド、タイ、ロシア他
    各国の専門家・規制当局・産業関係者

ISO/TC 20/SC 16/SC 17合同総会イメージ2

総会の主な内容

総会(Plenary Meeting)では、以下のような議題が審議されました。

  • 各国からの活動報告および国別プレゼンテーション
  • 各ワーキンググループ(WG)およびアドバイザリーグループ(AG)の進捗報告
  • 新規規格提案(NWIP)および既存規格の改訂状況
  • Advanced Air Mobility(AAM)やCounter-UAS、UTMなどの新たな標準化テーマ

特に、無人航空機の運用、訓練、試験・評価、AAMといった分野において、今後の国際標準化の方向性について活発な議論が行われました。

ワーキンググループ会合

総会期間中には、WG会合も併せて開催されました。
日本から提案しJUIDAが主導しているISO 23665(運用要員の訓練)や、無人航空機シミュレータに関する規格についても、着実な進展が確認されました。

ISO/TC 20/SC 16/SC 17合同総会イメージ3

本東京総会において、JUIDAは、ホスト国日本の代表として会議運営を担うとともに、国内委員会事務局として各国との調整・議論を主導しました。
JUIDAは、総会で得られた議論や決定事項を国内に持ち帰り、 日本の産業界・関係機関と共有しながら、国際標準化活動を通じてステークホルダーへの貢献を継続していきます。